2011年5月8日日曜日

特典航空券のルール

ルートを考えるにあたって、最初に確認したのが特典航空券のルール。
前の記事の通り、第一希望はBritish Airwaysだったのでまずはそのルールを確認しました。

なので、本記事の内容は、JAL提携社特典航空券(BA)に限ったお話になります。。
また、原則出発地と最終帰着地がどちらも日本になることを前提に書いています。

まずは基本の確認から。
以下、引用はいずれもJALのHPからになります。

旅程

  • ◆往復のご利用が前提です。
  • ◆出発地と最終帰着地が同じ場合に限り、旅程全体で1回、地上移動区間の設定が可能です。また往復の旅程において異なる特典レベルが存在する場合は、高い方の特典レベルの往復マイルが必要となります。
  • ◆出発地と最終帰着地とが異なる場合は、地上移動区間の設定はできません。また同一ゾーン内に限ります。
  • ◆出発地を経由して出発地以外の都市に行く旅程は組めません。
  • ◆出発国を経由して出発国以外の国に行く旅程は組めません。
ポイントは、
・地上移動区間の設定が1回可能(出発地と最終帰着地が同じ場合)
という点。
ただ、これだけではまだまだ不明点が多いのでもう少し読み進めてみます。


クラス

全旅程とも同じクラスでのご利用が前提です。旅程の一部において異なるクラスをご利用の場合、特典交換には上位クラスのマイル数が必要となります。
当たり前かもしれませんが、Cクラスで特典航空券を取った場合は、乗り継ぎ便があったとしてもCクラス相当が利用可能(もちろんラウンジも!)ということになります。

利用区間・途中降機

  • ◆1特典に地上移動区間を除き、旅程全体で片道最大3区間(往復で最大6区間)までご利用いただけます。
  • ◆途中降機(24時間以上の一都市滞在並びに地上移動区間)は、出発地と最終帰着地以外において目的地を含めて旅程全体で最大2回まで可能です。
  • ◆一つの特典旅行に一つの都市は2回までご利用いただけますが、同一都市における途中降機は旅程全体で1 回のみ可能です。
  • ◆出発地と最終帰着地が同じ場合に限り、旅程全体で1回、地上移動区間の設定が可能です。出発地と最終帰着地が異なる場合は地上移動区間の設定はできません。
  • ◆地上移動区間は、滞在時間にかかわらず1回の途中降機とみなします。
一番のポイントはこの部分になります。
かいつまんでまとめますと以下になります。
1) 乗り継ぎ便含めて往復で6区間のフライトが可能
2) 24時間以上の滞在が2都市までOK
3) 地上移動は滞在時間が24時間以内であっても、24時間以上の滞在1回としてカウントされる

わかりづらいかもしれないので、例で書いてみます。
出発地(=最終帰着地):東京
目的地:アテネ
経由地:ロンドン

東京からロンドンで同じBAを乗り継いでアテネに向かうというルートです。
ロンドンにも滞在するので、滞在2都市はロンドンとアテネになります。

この時に、アテネ以外に例えば、ソフィア(ブルガリア)にも行きたいとします。

アテネからソフィアには自分で移動をします。

この移動を、地上移動として考え、ソフィアからロンドンには特典航空券によるフライトで直接向かうというルートが実は可能です。(つまりアテネからロンドンへの復路の特典フライトの代わりということです)

地上移動は、1回の滞在扱いになるので、アテネ+ソフィアが1回の滞在としてカウントしてもらえます。
もちろんアテネからクロアチアのザグレブに行き、ウィーンに行き、ブダペストに行き、その後ソフィアに行ってから、ロンドンに戻るルートでも、自己負担する区間が増えるだけで全く同じです。

これにより、通常はソフィアからアテネに戻り、アテネからロンドンに帰るところを、直接ソフィアからロンドンに帰れるので、ソフィアからアテネに戻る時間とコストが節約できるというわけです!

単純な往復が基本だと思っていた特典航空券がこんなに使い勝手が良く、ルートを柔軟に組めるとは嬉しい驚きでした。
このことがわかって、British Airwaysで行きたい気持ちがますます強くなりました。

※ 本記事内容は2011年5月時点のものです。特典航空券の申し込みについては、随時変更されることもあると思いますので、必ずご自身でご確認ください。

2009 Prague to London by BA
















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